私が右下の奥歯を抜歯し、3本のブリッジを入れてから5年が経過したある日のこと、それまで何の問題もなく使えていた歯に突然の異変が起きました。最初は食事中に少し硬いものを噛んだときに、わずかな違和感を覚える程度でしたが、数日もしないうちにその違和感は鋭い痛みに変わっていきました。冷たい水が触れるだけでキーンと響き、温かいスープを飲んでもズキズキとした拍動痛が続くようになったのです。鏡で見てみても、ブリッジ自体はしっかり固定されているように見え、特に外れたような気配もありません。しかし、指で軽く叩いてみると特定の支柱の歯だけが飛び上がるほど痛むのです。仕事が忙しかったこともあり、市販の鎮痛剤を1日3回服用して凌いでいましたが、薬の効果が切れる夜間には激痛で眠れないほどになり、ついにかかりつけの歯科医院に駆け込みました。レントゲンを撮った結果、先生から告げられたのは、ブリッジの土台となっている奥の歯が内部で深い虫歯になっているという衝撃の事実でした。被せ物との境目から細菌が入り込み、中で密かに進行していたようです。麻酔をしてブリッジを切断し、外してみると、土台の歯は真っ黒に変色し、独特の嫌な臭いが漂っていました。神経を取り、数週間にわたる根管治療を行うことになりましたが、あんなに大切にしていたブリッジが壊されていく様子を見るのは本当に辛い経験でした。原因を振り返ってみると、ブリッジの隙間を掃除するためのフロスをサボりがちだったことや、定期検診を1年以上受けていなかったことが重なっていたのだと痛感しました。治療が終わった今、新しいブリッジが入りましたが、あの時の地獄のような痛みは二度と経験したくありません。現在は毎日、歯科衛生士さんに教わった通りスーパーフロスを使い、丁寧に橋の下を掃除しています。ブリッジの痛みは、ただの術後の違和感ではなく、体が発しているSOSであることを身を以て知りました。もし今、ブリッジの歯が少しでも痛むと感じている人がいるなら、どうか我慢せずにすぐに歯医者に行ってください。放置すればするほど、大切な土台の歯を失うことになり、ブリッジそのものが成立しなくなってしまうからです。健康な歯を2本も犠牲にして作ったブリッジだからこそ、その重みを理解してメンテナンスに全力を尽くすべきだと、今の私は心から思っています。
五年後に突然襲ったブリッジの激痛体験記