歯医者の基本をサルでもわかるようにまとめた

2025年12月
  • 子供のベロに口内炎!原因と親ができるホームケア

    生活

    元気なはずの子供が、急に「ベロが痛い」と、食事を嫌がったり、不機嫌になったり。見てみると、舌に、赤いや、白い、口内炎ができている。そんな時、親としては、代わってあげたいくらい、心配になりますよね。子供のベロにできる口内炎は、大人とは、少し原因が異なる場合があり、適切なホームケアと、病院を受診すべきかの見極めが、大切になります。子供の舌に、口内炎ができる、主な原因は、三つ考えられます。①物理的な傷:子供は、食事に夢中になったり、転んだりして、うっかり自分の舌を噛んでしまうことが、よくあります。また、おもちゃなど、何でも口に入れてしまうため、硬いもので、舌を傷つけてしまうこともあります。この傷が、口内炎の引き金となります。②ウイルス感染症:特に、乳幼児期に注意が必要なのが、ウイルスによるものです。代表的なのが、「手足口病」や「ヘルパンギーナ」といった、夏風邪です。これらの病気では、舌や、喉の奥に、多数の口内炎ができ、高熱を伴うことがあります。また、「ヘルペス性口内炎」も、初めてヘルペスウイルスに感染した時に、歯茎の腫れと共に、舌にも、多数の口内炎ができます。③栄養不足や疲れ:大人と同じように、好き嫌いによる偏食で、ビタミンB群が不足したり、遊び疲れて、免疫力が落ちたりした時に、口内炎ができやすくなります。家庭でできる、おすすめのホームケアは、まず、子供のつらい痛みを、和らげてあげることです。食事は、醤油や、ケチャップ、オレンジジュースなどの、刺激物を避け、冷たいスープや、プリン、ゼリー、ヨーグルト、アイスクリームなど、喉越しの良いものを、与えましょう。水分補給は、脱水を防ぐために、非常に重要です。麦茶や、イオン飲料などを、こまめに飲ませてあげてください。そして、口の中を、清潔に保つことも大切です。食後は、うがいをさせ、歯磨きは、痛がらない範囲で、優しく行ってあげましょう。では、病院へ連れて行くべきなのは、どんな時でしょうか。①高熱がある、②痛みのために、水分を全く受け付けず、ぐったりしている、③舌だけでなく、手のひらや足の裏にも、発疹がある、④水ぶくれのような口内炎が、たくさんできている。これらのサインが見られたら、速やかに、「小児科」か、「小児歯科」を受診してください。適切な診断と、対症療法で、子供の苦痛を、和らげることができます。