舌の口内炎は食事からのサインかも
繰り返しできる痛い舌の口内炎。その原因は、日々の食事内容にあるかもしれません。私たちの口の中の粘膜は、皮膚と同じように常に新しい細胞へと生まれ変わっています。この新陳代謝をスムーズに行うために不可欠なのが、ビタミンやミネラルといった栄養素です。中でも、舌の口内炎と特に関わりが深いのが「ビタミンB群」です。ビタミンB2、B6、B12、ナイアシンといったビタミンB群は、互いに協力し合ってエネルギー代謝を助け、皮膚や粘膜の健康を維持する重要な働きを担っています。そのため、これらの栄養素が不足すると、粘膜の抵抗力が弱まり、荒れやすくなってしまうのです。特にビタミンB2は「発育のビタミン」とも呼ばれ、粘膜の保護に直接的に関与するため、欠乏すると口内炎や口角炎、舌炎などを引き起こしやすくなります。では、どのような食生活がビタミンB群の不足を招くのでしょうか。例えば、白米やパン、麺類などの精製された炭水化物ばかりを摂取する食生活や、野菜や果物をあまり食べない偏食、過度なダイエットなどが挙げられます。また、アルコールを多量に摂取すると、その分解のためにビタミンB1が大量に消費されてしまいます。舌の口内炎を予防、改善するためには、ビタミンB群を豊富に含む食品を意識して摂ることが大切です。ビタミンB2はレバーやうなぎ、卵、納豆、乳製品に、ビタミンB6はカツオやマグロなどの魚類、バナナ、鶏ささみなどに多く含まれています。舌の口内炎は、あなたの食生活が発する警告サインかもしれません。バランスの取れた食事を心がけることが、何よりの予防策となるのです。