医療
-
その黒いシミ病院へ行くべきか見極め方
舌に急にできた黒いシミ。その多くは心配のないものですが、中には専門医による診断が必要なケースも存在します。どのタイミングで、どのような状態なら病院へ行くべきか、その判断基準を知っておくことは非常に重要です。まず、最も重要なチェックポイントは「シミの変化」です。数日から一週間ほど様子を見ても、シミが小さくなる気配が全くない、あるいは逆に少しでも大きくなっている場合は、受診を検討すべきサインです。特に、急速に拡大しているように感じる場合は、早めに専門医に相談しましょう。次に「形状と境界」に注目してください。良性のシミや内出血は、比較的形が整っており、周囲の正常な粘膜との境界がはっきりしていることが多いです。しかし、形が左右非対称でいびつだったり、輪郭がギザギザしていたり、色が滲むようにぼやけていたりする場合は、悪性黒色腫(メラノーマ)などの悪性疾患の可能性も考慮に入れる必要があります。また「色調」も重要な手がかりです。単一の黒色ではなく、濃淡がまだらになっていたり、茶色や青、白といった複数の色が混じり合っていたりする場合も注意が必要です。さらに、シミの表面がただれたり、簡単に出血したり、しこりのような硬さを伴ったりする場合も、単なるシミではない可能性を示唆しています。痛みや違和感の有無は、必ずしも良性か悪性かの判断基準にはなりません。悪性の腫瘍でも、初期段階では無症状であることが多いからです。これらの危険なサインに一つでも当てはまる場合は、自己判断で放置せず、速やかに口腔外科、皮膚科、あるいは耳鼻咽喉科を受診してください。早期発見が何よりも大切です。