歯医者の基本をサルでもわかるようにまとめた

2025年8月
  • 真っ白な舌をケアする正しい舌磨き

    医療

    舌が真っ白になる最大の原因である「舌苔」。この厄介な舌苔を取り除くために、舌磨きを試みようと考える方は多いでしょう。しかし、間違った方法で行うと、舌の粘膜を傷つけてしまい、かえって症状を悪化させる可能性があります。ここでは、効果的かつ安全に舌をケアするための、正しい舌磨きのノウハウをご紹介します。まず、使用する道具選びが重要です。硬い毛の歯ブラシでゴシゴシこするのは絶対にやめましょう。舌の表面にある味を感じるための繊細な組織、味蕾(みらい)を傷つけてしまいます。必ず、舌磨き専用の「舌ブラシ」や「舌クリーナー」を使用してください。これらは、柔らかい素材のブラシやヘラ状になっており、舌を傷つけにくいように設計されています。舌磨きを行う最適なタイミングは、朝の起床時です。就寝中は唾液の分泌が減り、口の中で細菌が最も繁殖するため、朝一番にケアすることで、細菌や舌苔を効率的に除去できます。やり方はとても簡単です。まず舌をできるだけ前に突き出し、舌ブラシを舌の奥の方に軽く当てます。そして、強い力をかけずに、奥から手前に向かってゆっくりと優しく数回、撫でるように動かします。ポイントは「一方向」に動かすこと。前後に往復させると、奥に押し戻した汚れを再び飲み込んでしまう可能性があります。また、一日に何度もやりすぎるのは禁物です。やりすぎは粘膜を傷つけ、ドライマウスや味覚障害の原因にもなりかねません。頻度は一日一回で十分です。正しい舌磨きを習慣にすることで、舌の白さだけでなく、気になる口臭の改善にも繋がり、清潔で健康な口内環境を保つことができるでしょう。